fan`s10周年ギャラリーはじめました。〜2016年編〜
fan's 10周年ギヤラリー
2020.08.08
2016年のお正月、関西に帰省をしている時の話です。
当時、祖父の住んでいたマンションのロビーでパソコンを開き、こんな文章をfan`sのfacebookに投稿しました。
「★ヨガ・ピラティス事業立ち上げスタッフ募集開始★
2016年、新事業のプロジェクトが動き出します。マンツーマン指導のヨガ・ピラティス部門の立ち上げメンバーとなる社員スタッフを募集します!※新規事業立ち上げの為、こちらの内容は当社HPには記載されていませんので予めご了承ください。」
ヨガ・ピラティス事業の立ち上げをすることは誰にも話していなかったので当時のスタッフは、かなり驚いたと思います。
以前から私はfan`sでパーソナルトレーニング事業以外も手がけたかったのです。
そこでパーソナルトレーニング事業のフォーマットをアレンジする形でヨガ・ピラティス事業を立ち上げようとしました。
その為、先ほどの文章も「マンツーマン指導のヨガ・ピラティス部門の立ち上げメンバーとなる…」と記載しています。
マンツーマン。
そうです。YARDはマンツーマンのヨガスタジオになる予定だったのです。
全く一からの立ち上げです。
ただ、自分の中で事業のイメージは膨らんでいました。
「fan`sのシステムをこうやって、ああやって…こうやればヨガにも応用できるかな?」そんな事をあれこれ考えていました。
そんな時に偶然出会ったのが現在、YARDでプログラムディレクターを努めているSHUでした。
入社面接時のおもしろエピソードは、また何かの機会にご紹介できればと思いますが
SHUとの出会いがきっかけでパーソナル型のヨガスタジオの立ち上げを止め、現在のYARDの形へと運営スタイルを変更することにしました。
YARDの立ち上げはSHUと私の二人だけ。
他には誰もいませんでした。
ヨガに精通したSHUの話を聞きながら、YARDを作り始めた早い段階で思っていた事が一つありました。
それは「なんか…知ってるヨガと違うな…」という事でした。(笑)
どういう事かというと、それまで私が知っていたヨガはフィットネスクラブで実施されているヨガであって、ヨガスタジオで提供されているヨガは詳しく話を聞いていくと全く別物だったのです。
今では当たり前の様に理解できていますが、当時はこの事実にかなり衝撃を受けていました。
それでも、知らない世界を作るのはなんだか面白く、
自分でも色々とヨガ業界について調べながらフィットネスクラブで実施されているヨガではない、いわゆる「本当のヨガ」と言われているものを提供できるヨガスタジオを作る事にしました。
スタッフ集めの為に、レンタルスタジオを借りてオーディションや面接をやったり、ヨガスタジオの設計をしてみたり、OPENに先がけ行ったプレオープン期間には私も受付に立ち入会手続きをしたりしました。
クレジットカードが上手く機械に通らなくて困った記憶があります(笑)
そんなこんなで新しい取り組みや慣れない事を毎日やっていると
あっという間に数ヶ月が経ち、無事にGWにはYARD北千住スタジオがOPENさせることができました。
私自身は忙しい日々に充実感を感じるタイプらしく(笑)随分と忙しいながらもとても楽しかったです。
YARDを立ち上げからしばらくたって今度は新たな課題が生まれました。
それは、どうやってうまく既存のfan`sとYARDを融合させていくかという課題です。
フィットネスとヨガはカルチャーが随分と異なるので、それに惹かれて集まって来る人(スタッフ)の趣味嗜好も異なります。
それこそ、YARDには興味があるけど、fan`sには興味が全く無いという感じです。「別にそれでもいいやん。」という人もいましたが、それでは私の作りたい会社と異なるので困るわけです。
事実、お互いあまり興味を持っているスタッフは当時いなかった様に感じていました。
(株)fan`sという一つの会社で「人と笑顔が集まる企業へ」という企業理念を理解し同じ目的を達成する為に同じ会社で働いているという認識を皆に持ってもらえる環境にするべく何をすべきか。
これにはかなりパワーを使いましたし、時間もかかりました。
当然、この2016年中にその大きな課題が簡単にクリアされる事もなく、新規事業を立ち上げたものの新たな課題を抱えて年を越すことになりました。